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「新建築」に掲載されました(山田浩幸)
2016年8月号に掲載

『集合住宅特集』で、山田が設備設計を手がけた「矢吹町中町第二災害公営住宅」が取り上げられています(意匠設計:岩堀未来、倉本剛、長尾亜子)。
(以下、記事より抜粋)
環境交流装置としての集住体
(前略)
「通間」をすべて南面させることで、冬は日射を最大限取り入れ、夏は敷地北側の樹木郡に向かって流れる空気を取り込むことを可能にしている。ダブルスキンの「縁にわ」は、冬は温室、夏は木陰となり、室内気候を調整する。
全体から部分にわたって、コミュニケーション・気配・視線・光・風・熱・音・色・質感など、かたちはないが環境総体をつくる各要素(環境要素)を調整し変化させる仕掛けを重ね合わせた。それらを単純な建築的システムへ還元し、建築とランドスケープが緊密につながった「生活の背景としての空間」にさまざまな環境要素の交流がつくり出されている。
福島県の復興住宅を「エアコンのいらない家」として設計した事例です。
「生活の背景としての空間」って戸建住宅の設計でも丸ごと抜け落ちてしまいやすい部分ですね。そこを重視しているのがエアコンのいらない家ともいえそうです。
(新建築社)
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