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「暮らしやすいリフォーム・アイデアノート」が出版されました(中西ヒロツグ)
2014年3月29日発行
長年の設計経験で培われた「リフォームのときに役立つアイデア」を、惜しげもなく公開しています。
(以下、本文より抜粋)
広いキッチンより狭いキッチンがいい!?
ひと昔前に比べると、キッチンに持ち込まれる機器はずいぶん増えました。
また、多彩な食材や保存食、調味料など、キッチンは物があふれんばかりに多い場所です。物が多いから広いキッチンのほうが使いやすいかというと、そう単純ではありません。面積が広い分、キッチン本体とキッチン収納や冷蔵庫が離れていると、効率の良い作業ができません。幅があり過ぎるキッチン本体も調理中の移動が多く、必要以上に疲れます。
よくよくお話を伺うと、「キッチンをできるだけ広くしたい」という要望のほとんどは、作業スペースではなく収納の問題です。
一番重視すべきなのは必要な物を収納すること。
そのためにも使う頻度に応じた収納計画が大切です。
共働き家庭が一般的になり、食材をストックすることが多くなった今日では、小さくてもよいので食品庫(パントリー)が必要です。
私の経験上、I型キッチンの幅は「2400」(2.4m)が最適です。
戸建住宅の場合は、一間半の間口寸法にピッタリ納まる幅が「2550」(2.55m)なので、この程度あれば十分でしょう。
重要なのは背面に十分な収納があること。
特に電子レンジやオーブン、炊飯器など、毎日使う家電製品は、振り返ってすぐの場所にあることで使い勝手が向上します。
(エクスナレッジ)
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