完成見学会、ご来場のみなさまありがとうございました。
2日間で30組近い方にお越しいただいた千葉N邸の完成見学会。
予想以上にたくさんの方にご来場いただき、関係者一同感謝感謝の2日間でした。
ご来場のみなさまとお話させていただき、わたくし小沢が強く感じたのは、
「エアコンのいらない家」のコンセプトは、誰もが共感できる、家づくりの根幹、
最奥部をぐっと押さえているんだな、ということでした。
南からの日差しがあたたかいとか、風が家の中を通り抜けるとか、
家全体が均一に心地よいとか、北側の部屋でも明るいとか、
どれも当たり前の話ですが、その当たり前ができていない家があまりに多いことが、
逆に「エアコンのいらない家」を珍しい存在にしているのではないかと思った次第です。
「そうそう、住むならやっぱりこういう家がいいのよ」と
ある70代の奥様はおっしゃいました。
「やっぱり、ほっとする家がいちばんだからね」
ちなみに、ご来場のみなさまの感心ポイントベスト3(小沢調べ)は、
1 PSパネルからつながる空気の道
2 2階の欄間とおばあちゃん家の雪見障子
3 1階テラス隅の凹んだ「隠れ家」スペース
でした。
さらに、ご来場のみなさまにうかがった「いま住んでいる家の不満」を挙げると、
・高気密だけど風が抜けなくて息が詰まりそう
・北側の部屋が寒い
・ほしい場所に窓がなかった
・軒が出ていない
・階段の手摺が細くてつかみ心地が悪い
・吹抜けが寒い
などなど。
「心地よい家」が大事だと分かってはいても、いざ家づくりの段になると、
キッチンの使い勝手とか壁の仕上げ材とかに興味が移って、心地よさって
ついついあとまわし(あるいは忘れたまま)になるんですよね。
住まいの価値観は人それぞれですが、心地よい家が少しでも増えるといいなと
あらためて感じた2日間でした。(小沢)