

電気工事の安斎さん
お盆明けの現場は気温34℃のなか、たくさんの職人さんが作業をしていらっしゃいました。 最初の写真は「エアコンのいらない家」ではお馴染み、電気工事の安斎さん。 常に20件前後の現場を掛け持ちされているそうです。 昼間は現場で施工、夜は事務所で施工図描きというハードワークで、お子さんと遊ぶヒマもないとか。 小沢「設備の計画がうまい設計者ってどういう人でしょうか?」 安斎「コミュニケーション能力が高い人でしょうね」 小沢「といいますと?」 安斎 「自分が考えていることを現場の人間にうまく伝えることができる人、現場の中にスーッと 入っていける、雑談も上手にできる、そういうコミュニケーション能力が高い人が結局設計も うまい人になるのだと思います」 アスファルトフェルトの花柄で覆われた、なんともかわゆい現場で作業が続いています。(小沢)


ウレタンの吹付け
大きなホースを持つこのお方、ウレタン吹付けの職人さんです。 「エアコンのいらない家」は基礎下に集熱ダクトを通すため、「発泡系の断熱材」を吹いて 基礎の断熱をしっかりしておかないと、せっかくの暖かい熱が基礎下を通る間に冷やされて しまいます(冬季)。 現場で発泡するウレタンをホースの先から吹き付けていくのですが、その際に発生する 「発泡熱」のせいで、夏場の作業は蒸し風呂状態になるそうです。 2番目の写真はウレタンを吹き付け終わったところ。 写真では軟らかそうに見えますが、さわるとカチカチに固まっています。 最後の花柄の壁は、「アスファルトフェルト」という壁の下張材を張ったところ。 真っ黒いフェルトに花柄がプリントしてあるだけですが、なんとなくなごみますね。(小沢)


建物頂部の窓が付きました
建物頂部の壁にサッシとガラスが設置されました。 この家で最も高い位置にあるこの窓ガラスから、室内を通った風が外部に抜けていきます。 2番目の写真は階段を設置する場所を見上げたところ。 いまは吹抜けになっていますが、後日ここに階段がつくられます。 給排水管の設置も終わり、だんだん建物の細部が詰まってきました。(小沢)